登場時期 1975年頃〜 当時は高かったそうです。
レンズ CANONレンズ F:2.0 26mm 4群5枚
シャッター 自社製電子制御式1/500〜8秒
電池 6Vの4G-13型酸化銀電池1個 今の4LR44で代用可
焦点調整 距離計連動式
ネガ自家現像を生業としている自分としては、だんだん35mmからブローニーへ
さらには特殊サイズのフィルムにも手を出して行こうとする気持ちが芽生えるもので
たぶん、他のカメラ好きの方も同じであろうと思います。亡き父が、まだ私が幼い頃に
貸してくれた110EDなる物が我が家に存在することは知っていたので、いつかは
110フィルムの自家現像もやってみたいと常々思ってはいましたが、現像時にフィルムを
巻き付けるリールが無い...一時は捲かずにそのまま現像タンクに入れてみようかとも
思ったが、気が向かずずっと未達のままでしたが、私がお仲間に入れて頂いてるJFCの
610さんから16mmリールを頂戴しました。お店にもなく途方に暮れていたので、まさに
救世主であります。リールが来たからには早速110EDを掘り出して撮影と思ったのですが..
610さんから頂いた希少16mmリール
肝心の110ED長い間(おそらく20年)使わなかったので、電池を入れても遅いスピードで
しかシャッターが切れていないような感じ。眺めていると露出計窓の感度に合わせて絞る
遮蔽板のような物が動作していない(汗!。俺で治るか??
どんどんバラす、ネジが隠れているので注意
上部の明るさを設定するスライドレバーから連動して動くはずの
赤い矢印のレバーが使わなかったことで固着していました。
そこに、アルコールを綿棒に着けて垂らすと動きはじめました。
分解するより組み付けの方が時間がかかりました。上蓋を取るとき
ストロボ装着連動金具が一緒に外れて来るのでどうなっていたか
デジカメかメモっておかないと苦労することになります。ご注意を!
そんなこんなで、なんとか撮影、現像することができました。
改めて、610さんありがとうございました。父の遺品も使うことが出来ました。
あまりパッとしない作例ですがアップしてみましたのでお暇な方はご覧下さい。