ワイドピンホールカメラ

とてもステキなピンホールを、いつもお世話になってる610師匠から頂戴したので
作って遊ぼうと企んだワケでございます。もともと、このピンホールは子供の夏休み課題で
私が悪戦苦闘しているのを見かねて、610師匠から送って頂いたもので、課題提出も
終わり、子供用に作った紙製のピンホールカメラが戻って来たのを幸いに、それから
大事なピンホールだけをはぎ取り移植しようというものであります。

前に作った子供用は35mm版で簡易型なのであまり画質は良くない。
今回は、ブローニーサイズにフォーマットを大きくしやってみようと思いました。
さて、カメラボデーから作ってると大変なので、蛇腹を張り替えようと思って蛇腹が
破れたSister−Sixなるカメラを手に入れていたので、それを母艦に利用しました。


このカメラの素性を調べましたが解りません..ご存じの御方が
いらっしゃいましたら教えてくださいませ。

さて、母艦が決まったら、蛇腹、レンズ、タスキユニットを取り外します。
当然、軍艦部分や底もバラバラに分解して綺麗にしてやりましょう!


分解が終わってボデーだけの姿にします。

たいていのスプリングカメラはアルミダイキャストむき出しに
なっていて(蛇腹が格納されてるから)これでは内面反射して
しまいますので、つや消しブラックを塗りましょう。


次にレンズボードの代わりになるものを作ります。
今回、在庫の塩ビ板(1mm厚)を使用しました。
塩ビは1mmぐらいだとハサミで切り出せるので便利です。


今回のレンズユニットのボデー側取付はφ24.5だったので
φ25mmのホールソーで穴を開けます。この時、きっちり
6X6フォーマットに対してセンターを出しておかないと
後々、面倒な事になりそうなので要注意です。
この時の抜きカスのドーナツは大事にとっておきます。
この板も内面側はつや消しブラックをこってり塗布します。


母艦レンズユニットから前群、後群のレンズを取り外し
残ったシャッターユニットにレンズボードの抜きカス(ピンホール固定板に利用)を
ヤスリなどできっちり入るように加工して組み上げます。
なぜ抜きカスか..センターが出やすいですね。


ということで、各部品が出来たらレンズボードを接着(ネジ止めの方が良いですね)
貼り皮は丁度入荷のヤンピーを..などなど、元通りにボデーを組み上げたら完成!

出来上がってから焦点距離(ピンホールの穴からフィルム面)を
計測したら37mmでありました(汗)

さてさて、試写へと思ったら、外は雨・・・涙
でも我慢できずに近所の公園へ
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家を出てスグ!スグ撮りたかった様です(笑)
モワモワは何じゃ!・・・・・・?


公園でのショット、これにはあまりモワモワが無い・・・・
露光時間はどちらも20sec、丁度イイ感じ
モワモワは回析か光線引きか・・・とにかく原因追及です。


スプリングカメラのボデー利用なのでシャッターボタンのリンクなど
いろいろ穴が開いてるのでそれをパーマセルテープでゴッテリ塞ぎました。
対策したら今度は晴天で撮りたいな!と思うわけで
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フィルム コニカミノルタ160PS 自家現像


1.お空がまだもやっと・・・・涙 10sec


2. 陽が傾きだした..汗 10sec


3.日陰でどうかと思ったが30sec開けて写ってました


4.10secだけど多少オーバーになりました。


5.ファインダーが元の75mmのままなのでフレーミングはコツが.. 10sec


最後までご覧頂きありがとうございました。
610師匠様、銘玉を供給頂き誠にありがとうございました。