下寺住宅モノクロ編   2006.1


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
住宅内の階段部分から、電話線だろうか
各部屋へ張り巡らされる電線もここの風物詩


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
隣やお向かいと競い合うように張り出す増築
部分、お住まいの方の息づかいが聞こえるようだ


CANON A-1 FD35〜105mm T-max400 D76
こちらも増築オーバーハング部分、ココまで出せるのは
基本住宅部分がしっかりしているかを物語っている
お住まいの方の話では阪神大震災でもビクとしなかったとか


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
住民の方の足は自転車、階段で構成される
住居へのアクセスは今の時代とは違う設計
思想がその時代背景をも伺わせる


HASSELBLAD503CX Planar80mm PRESTO400 D76
階段の角度も現在の角度より大きく踊り場も狭い
レトロだということが住民には厳しい環境がそこにはある


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
住宅敷地内を拝見すると大火に見舞われたような跡もなく
お住まいの方々の努力で守られて来たことがわかる


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
カラーの項で紹介した敷地内の神社横、寄贈者の数からも
当時のこの住宅におられた世帯数が思慮できる


HASSELBLAD503CX Planar80mm PRESTO400 D76
バルブの感じから排水用の配管か
各棟ごとに一カ所へ導かれている


CANON A-1 FD35〜105mm T-max400 D76
お孫さんをつれてやってくるとココのお友達も
やって来てくれるそうだ。転居者が多くどんどん
少なくなってきていると仰っていた
まもなく確実に過去の画像となってゆく


HASSELBLAD503CX Distagon50mm PRESTO400 D76
表通り側1階部分は店舗になっているところが
多かったが、既にほとんどの店舗が移転を終了し
静かに終盤を待っている。


平成18年2月末で七十数年の使命を終えて解体される
市営下寺住宅をまことに稚拙な画像で綴っていることに
疑問は感じますが、ご覧になった方々に少しでも、ここに
住んでいた方々のメッセージや哀愁を感じていただけたの
なら大変嬉しい事です。最後に長い間ご苦労様と言いたいですね。
最後に、快く撮影させていただいたこちらにお住まいの方々に
深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

最後まで稚拙なページをご覧頂きありがとうございました。